NVIDIA GeForce GT540M性能比較

BTOパソコンショップで販売される、ゲーマー向けノートPCによく搭載されている「NVIDIA GeForce GT540M」を徹底比較してみました。

NVIDIA GeForce GT540M スペック比較

GTX 560M GTX 460M GT 555M GT 540M GT 520M
製造プロセス 40nm 40nm 40nm 40nm 40nm
CUDAコア数 192 192 144 96 48
コアクロック 775MHz 675MHz 590MHz 672MHz 740MHz
CUDAクロック 1550MHz 1350MHz 1180MHz 1344MHz 1480MHz
メモリクロック 1250MHz 1250MHz 900MHz 900MHz 800MHz
メモリタイプ GDDR5 GDDR5 DDR3
GDDR5
DDR3 DDR3
メモリバス幅 最大192bit 192bit 最大192bit
128bit
128bit 64bit
メモリ容量 1.5GB 1.5GB 1.5GB 1GB 1GB
DirectX 11 11 11 11 11

GT540Mスコア比較

GT540Mは、ノート向けGeForceシリーズにおいて中の下的なポジションで、性能よりもコスト重視な製品となっています。

デスクトップ向けGPUとのスペック比較

GT 440 GT 430 GT 540M
製造プロセス 40nm 40nm 40nm
CUDAコア数 96 96 96
コアクロック 810MHz 700MHz 672MHz
CUDAクロック 1620MHz 1400MHz 1344MHz
メモリクロック 1600MHz/900MHz 900MHz 900MHz
メモリタイプ GDDR5/DDR3 DDR3 DDR3
メモリバス幅 128bit 128bit 128bit
メモリ容量 1GB/2GB 1GB 1GB
DirectX 11 11 11

GT540M デスクトップ向けGPUとの比較

GT540Mをデスクトップ向けGPUと比較すると、GT430にギリギリ届かないくらいの性能となります。逆に言うと、デスクトップ向けGPUに換算しても、エントリークラス程度の性能は備えているという事になります。

スコア的にも差はあまり無いので、GT430とほぼ互角の性能と見て問題ないでしょう。

どんなゲームができる?

2Dゲームやブラウザゲームなどに関しては快適にプレイ可能な性能です。

3Dゲームだと、MHFやAION、TERAなどの推奨動作環境をギリギリ満たす程度のスペックはあるので、設定を落とせばプレイ自体は十分に可能です。

ただ、これらのゲームをメインで遊ぶ場合は、今後のアップデートなどを考えると、もう少し上のランクのGPUを搭載したノートパソコンを購入するのが無難です。

GPUを自動で切り替える「NVIDIA Optimusテクノロジー」対応!

CPU内臓グラフィックとGPUを使用状況に応じて自動的に切り替える「NVIDIA Optimusテクノロジー」に対応。

例えば、Web観覧など基本的なアプリケーションの利用時にはCPU内臓グラフィックを使用し、ゲームプレイ時などにはGeForceグラフィックに自動的に切り替えます。

これにより、高いパフォーマンスと低消費電力の両立を実現可能になっています。

動画で見る GT540M

ストリートファイター4 ベンチマーク

1366×768 c16xqaa
acer 4741g gt540m
forceware 259.97
shot on htc desire~

Crysis 2 GT540m搭載ノートでのプレイ映像

Settings:
Graphic – Low(Gamer)
Vsync – on
1360×768 px

MSI GE 620
———————————————–
Spec :

Intel Core i7-2630M
Nvidia Geforce GT 540M 1GB DDR3
RAM 4 GB
HDD 500 GB 7200 rpm
____________________________
Frame rate – 20-45 fps

COD4 MW プレイ動画

動画を見ても、多少のラグはありますが、3Dゲームも十分プレイできる性能は備えているようです。

NVIDIA GeForce GT540M 総合評価

GT540Mは、ラグナロクオンライン(RO)、メイプルストーリー、ラテールなどの2Dゲームやブラウザゲームなどをメインに、3Dゲームもたまに遊ぶくらいの用途に最適なGPUです。

MHFやTERAなどの3Dゲームもプレイは可能ですが、メインでプレイする場合はもう少し高性能なGPUを選んでおけば、今後のアップデートなどにも対応できるのでおすすめです。コストを重視するなら選択肢としてはアリ。

基本的に、最新FPSやFF14などの高負荷ゲームをプレイするのには向かないので、高負荷3Dゲームをプレイしたい方はご注意ください。

お手頃な価格で、「NVIDIA Optimusテクノロジー」対応しているため消費電力も抑えることが可能なので、サブマシンなどにもおすすめです。

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2011年7月8日

カテゴリー:パーツ考察

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