パソコン初心者でも解る!ビデオカードの選び方

ゲーム用のパソコンを購入する際に、一番重要と言っても過言ではないビデオカードの選び方について考えたいと思います。

ビデオカードとは、画像や映像の描画を担当するパーツで、ディスプレイに映像を表示するのに必需となります。

ゲーム画面の描画もこのビデオカードが行うため、ビデオカードの性能が低いと画面がカクカクしたりラグが発生するなどの問題が起こります。

ゲーム用のパソコンを購入する際は、予算が許す限り高性能なビデオカードを搭載したパソコンを選びたいところです。

ビデオカードはGPUで選ぶ!

ビデオカードは、グラフィックチップ(GPU)と呼ばれるグラフィックの処理を行うチップに、基盤やファンなどの冷却パーツを組み合わせた製品全体の事を意味します。

ビデオカードの基本的な性能や消費電力などはGPUによって決まるため、基本的にビデオカードを選ぶ際はGPUで選ぶという形になります。

GPUの種類

GPUは、NVIDIAのGeForceシリーズとAMD(ATI)のRadeonシリーズが圧倒的なシェアを誇り、2強状態が続いています。

基本的にはこのGeForceシリーズかRadeonシリーズのどちらかを選ぶことになります。

ビデオカード(GPU)簡単比較 ミドルレンジ編

最もコストパフォーマンスが高いミドルレンジ製品の簡単な比較です。このクラスのビデオカードでも、最新の3Dゲームも十分プレイ可能な性能なので、パソコン初心者はもちろん予算を抑えたい方などにもおすすめです。特にBTOパソコンショップなどでは、ミドルレンジのビデオカードを搭載したゲームパソコンが人気となっています。

ミドルレンジGPU性能比較
※グラフは目安です。

ミドルクラスGPUだけあり、どれもバランスが良くコストパフォーマンスが高くなっています。

中でも、特にコストを重視するならGTX460辺りが優秀でおすすめです。このレベルでも、大抵のオンラインゲームは快適にプレイ可能で、FF14の推奨スペックもギリギリ満たしていて、十分プレイ可能です。

多少予算に余裕があるならGTX560TiやHD6870辺りを選んでおけばある程度余裕ができるため、今後サービスが開始される新作ゲームにも対応でき、長く使うことができるのでおすすめです。

ビデオカード(GPU)簡単比較 ハイエンド編

トップクラスの性能を誇るハイエンド製品の簡単な比較です。予算にある程度余裕のある方や、FPSやファイナルファンタジー14などの要求スペックが高いゲームをプレイする方向け。

ハイエンドGPU性能比較
※グラフは目安です。

現在AMDは「Radeon HD 6990」、NVIDIAは「GeForce GTX 590」が性能トップ。性能的にはほとんど互角といったところ。トップクラスの性能を誇るウルトラハイエンドモデルということで、どちらも値段は高めで消費電力も高くなっています。

「Radeon HD 5970」と「GeForce GTX 580」については、ベンチマークなどのスコアはHD5970のほうが上になることが多いのですが、実際のゲームプレイなどの場面では、GTX580のほうが安定するケースが多いためおすすめです。

HD6990やGTX590は性能トップですが、消費電力や価格も跳ね上がります。現在は、よほどこだわりがない限り、シングルカードならGTX580がおすすめです。

ビデオカード(GPU)簡単比較 ローエンド編

2Dゲームやブラウザゲーム、軽めの3Dゲームまでならローエンドカードでも十分プレイ可能です。基本的には予算を抑えたい方や、2Dゲームやブラウザゲームなどの軽いゲームをプレイする方向けとなります。

ローエンドGPU性能比較
※グラフは目安です。

ローエンドカードでは、HD5670やGT440辺りがお手頃で人気となっています。2Dゲームやブラウザゲームメインならこのクラスで十分です。消費電力が低く、サイズも小さめなのでキューブ方などの小型パソコンにも向いています。

GT520辺りまで行くとゲーム用パソコンとしては少し厳しくなります。また、このクラスになってくるとCPU内臓グラフィックやオンボードグラフィックも選択肢に入ってくるでしょう。Youtubeなどで動画を見る程度であれば十分なので、価格の安いパソコンをお探しの方には丁度良いかもしれません。

ただし、予算に余裕があれば、なるべくミドルレンジ以上のビデオカードを搭載したパソコンを選んだほうが、結果的に長く使えるのでお得になるケースもあります。特に3Dゲームをプレイする方には、ミドルレンジ以上のビデオカードをおすすめします。

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2011年6月28日

カテゴリー:ゲームパソコンの選び方 パーツ考察

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