ノート向けCore i7性能比較

ノート向け Intel Core i7 スペック比較

ノート向け Intel Core i7 スペック比較表

Core i7-2960XM Core i7-2860QM Core i7-2760QM Core i7-2720QM Core i7-2670QM
動作クロック
(ターボ時)
2.70GHz
(3.70GHz)
2.50GHz
(3.60GHz)
2.40GHz
(3.50GHz)
2.20GHz
(3.30GHz)
2.20GHz
(3.10GHz)
コア(スレッド) 4(8) 4(8) 4(8) 4(8) 4(8)
L3キャッシュ 8MB 8MB 6MB 6MB 6MB
製造プロセス 32nm 32nm 32nm 32nm 32nm
内臓GPU
TDP 55W 45W 45W 45W 45W
参考価格 $1096 $568 $378 $378 $378

※内臓GPUはすべて「インテル HD グラフィックス 3000」

まず、第2世代Core i7シリーズ共通の特徴として、クアッドコア+ハイパースレッディング・テクノロジーによる8つのプロセッシング・スレッドがあります。

これにより、OSからは8つのコアを持つCPUとして認識されるため、高い並列処理能力を実現。ゲームをプレイしながら動画や音楽の再生、WEBサイトの観覧など、複数のプログラムを起動しての作業も快適に行うことが可能です。

さらに、使用状況に応じて自動的に稼動コア数を減らし動作クロック数を引き上げるターボブーストテクノロジーを搭載。マルチスレッドに非対応のゲームなども快適にプレイすることが可能になっています。

また、内臓GPUとして「インテル HD グラフィックス 3000」を搭載しているので、別途グラフィックボードを搭載しなくてもHD動画の再生程度の用途であれば十分快適に行うことができます。この内臓GPUを活用することで、価格を抑えたノートパソコンも販売されています。ただし、3Dゲームを遊ぶにはスペック不足となるので、ゲーム目的での購入ならグラフィックボードを搭載したモデルを選びましょう。

インテル第2世代 Core i7 シリーズは、Core iシリーズ上位製品だけあり、どれも普通に使う分には申し分ない性能となっています。性能・消費電力・価格などのバランスを考えると「Core i7-2760QM」が優秀でコストパフォーマンスの高いモデルと言えるでしょう。

インテル最上位の「Extreme Edition」だけあり、性能面では「Core i7-2960XM」が抜けています。予算に余裕があり、高性能なノートパソコンが欲しいなら選んで損はないです。ただし、その分価格や消費電力も上がってしまうので注意しましょう。

ノート向け Intel Core i7 ベンチマークスコアグラフ

ノート向け Intel Core i7 ベンチマークスコアグラフ

Core i7-2960XM
Core i7-2860QM
Core i7-2760QM
Core i7-2720QM
Core i7-2670QM

実際のベンチマークスコアでも「Core i7-2960XM」は頭一つ抜けてた性能を発揮。デスクトップパソコン並みのスコアとなっています。

他の製品も健闘しており、特に「Core i7-2760QM」は上位モデルに迫る勢いで、やはりコストパフォーマンスの高いCPUと言えるでしょう。

「Core i7-2670QM」は上位モデルには劣りますが、スコア的に見てもそこまでの差がある訳ではないので、予算を抑えたいなら問題ないでしょう。特にゲーム目的の場合は、CPUよりもグラフィック面の性能が重視されるため、グラフィックボードの性能に注意しましょう。

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2012年1月10日

カテゴリー:パーツ考察

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